「言葉にできない」が大切になる未来:AI時代に平等になるものと差別化できること

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一言サマリー
AI技術の発達で内面の言語化が進む中、言葉にできない心の領域を大切にする「ネガポジ・ケイパビリティ」の必要性を提案したエッセイです。

要点まとめ

  • AIの進化により、対話を通じて誰もが自分の内面を言語化し、自己理解を深めやすい時代が来る
  • しかし、言語化は内面の一部を切り取った『デジタル写真』のようなもので、言葉にできない感情や経験はこぼれ落ちてしまう
  • AIとの流暢な対話は、すべてを言語化できると錯覚させ、この「言葉にできない領域」を軽視してしまうリスクがある
  • これからの時代は、言葉にならないポジティブ・ネガティブな感情をそのまま抱える力「ネガポジ・ケイパビリティ」が重要
  • この力は、楽しい経験をあえて言語化せず味わったり、つらい経験を言語化した後に残った部分と向き合ったりすることで鍛えられる
  • この能力は、言語化の平等化が進む中で個人差が生まれやすい特質となりうる

notebooklmによる音声概要(機械音声による全文読み上げは末尾にあります)

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