創作タイムは投資タイム:自分と向き合う毎日で資産を形成する

エッセイを書いていると、「もっと早くから始めておけばよかったなぁ」としみじみ思うことがあります。
というのも、エッセイのような著作物を作ってネット上で発表・販売することが、インデックス投資みたいな資産形成になると気づいたからなんです。
最近では、資産形成として投資を始める人が増えています。新型NISAやiDeCoなどの投資に対する節税制度が始まったことも、個人の資産形成を後押ししているように感じます。
新型NISAが始まってからは、特にオールカントリーやS&P500などのインデックス連動型の投資信託がよく買われています。
このようなインデックス投資は長期・分散・積立が基本なんですよね。だから若いうちから始められた方が有利です。
今は成人年齢が18歳以上になっているので、証券会社の成人口座も18歳から開設できるようになりました。
でも、実際に18歳から積立投資を始める人はそう多くないんじゃないでしょうか。
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内閣府のサイトを見ると、高校進学率は男女ともに95%、そして大学や短大への進学は60%弱となっています。
つまり18歳時点で約6割は学生さんということですね。
また奨学金の利用率も半数を超えているようです。
公益財団法人 生命保険文化センタ...


奨学金を受けている学生の割合はどれくらい?|ライフイベントから見る生活設計|ひと目でわかる生活設計情...
公益財団法人生命保険文化センターは、公正・中立な立場で生活設計と生命保険に関する様々な情報を提供しています。(設立1976年)
こういう状況では、若いうちから積立投資を始めるのはなかなか難しいですよね。
でも、このような状況でもできる資産形成があると思うんです。
それが著作物を作ることによる資産形成です。これをインデックス投資のように長期・分散・積立の視点で行っていく。
今回は創作をインデックス投資のような形で資産にしていくことについて考えてみたいと思います。
目次
著作物による資産形成
インデックス投資のような創作。
これは具体的には「長い年月をかける前提で(長期)、1日のうち一部の時間を創作に使い(分散)、少しずつ作品を積み重ねていく(積立)」ということです。
このような形で創作をして、著作物による資産形成をしていきます。
ちなみに、インデックス投資についての基本を知らない人のために、別ページで説明してあります。既に知っている人は、ここは飛ばしても大丈夫です。
著作物と資産について
まず著作物と資産について少しお話ししておきますね。
著作物とは、著作権法では「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」と定義されています。
簡単に言うと、文章、絵、音楽、映像など、いわゆる「創作物」です。
これらの著作物を作成して販売することが、資産形成につながると私は考えています。
また、資産については、ベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」から引用してみます。
この本では、資産を「あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」と定義しています。
つまり、実際に働かなくても収入が得られるもの、それが資産というわけです。
そして資産の種類として、上記の本では以下の7つを挙げています。
- 自分がその場にいなくても収入を生み出すシステム
- 株
- 債券
- 収入を生む不動産
- 手形、借用証書
- 音楽、書籍などの著作権、特許権
- その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など
その中で、6番目の「著作権」についても資産として考えられています。
一般的に、著作権による資産形成とは、過去の名曲などの著作権を購入し、それが生み出す利益を受け取る方法です。
しかし、今回ここでお話ししたいのはこのような方法についてではありません。
自分で著作権のあるものを生み出して資産とする方法です。
これをインデックス投資のように、長期的に積み立てて資産にするという考え方です。
まずは、この方法を具体的にどうやって進めていくか考えてみたいと思います。
創作する媒体を考える
著作物にはいろいろな種類がありますよね。前述したように文章や絵、音楽、動画などです。
興味があったり、創作を続けられるものであればなんでもいいと思います。
個人的には特にこだわりがなければ文章によるエッセイをおすすめしたいですね。
作品を作るための時間が比較的短く、後述する自己分析や自己アピールなどのメリットにもつながりやすいからです。
ネットで販売するプラットフォームを決める
長期的に創作を積み立てていく場合、ネットでのデータ販売が一番良い方法だと考えています。
なぜなら、ネットで販売すれば、24時間365日、収入を生むチャンスがあるからです。
実売だと商品が売り切れてしまうこともありますが、ネット上でのデータは売り切れの心配はありません。一度作った作品は、いつでも利益を生むチャンスがあります。
例えば、文章ならnoteで記事を販売したり、音楽ならApple MusicやSpotifyで配信したり、絵ならKindleで画集として販売することができます。
1日に割り当てられる時間を考える
ここで提案している著作物による資産形成で大切なのは、1日のうち一部の時間を創作に使うという「分散」の部分です。
インデックス投資における分散とは、ひとつの株に依存するのではなく、複数の株や債券に分けて投資する方法です。
これと同じように、創作活動に全力を注ぐのではなく、日常生活の一部として「分散」して取り組んでいきます。
1日のうちで自分が捻出できる時間を考えて、その範囲でコツコツと創作するということです。
例えば1日1時間だけ創作の時間にする。残りは学校生活など好きに使う。
そして作品が完成したら販売する。やることは、その繰り返しです。
直接販売をメインにする
今の時代、創作物の収入を得る方法としては大きくわけて2種類ありますよね。それは広告収入と直接販売です。
広告収入はブログの広告や、YouTubeのCMのような、著作物と一緒に表示させクリック数やPV数に応じて収入が入るシステムですね。
一方、直接販売とは著作物自体に値段をつけてお客さんに買ってもらう方法です。
販売方法としては直接販売をおすすめします。もちろん広告収入を併用しても問題ありません。
ただ、これもメリットの部分で詳しくお話ししますが、お客さんのニーズを知るためには直接販売をする必要があります。
最大限、著作物による資産形成のメリットを享受するためにも直接販売をメインにしましょう。
ここまでのまとめ
インデックス投資のように著作物で資産を形成する方法はまとめると以下のようになります。
- ネットで販売するプラットフォームと媒体を選ぶ(こだわりがなければエッセイが個人的におすすめです)
- 毎日、自分が捻出できる時間を決めて創作を続ける
- 作品が完成したら、その度に直接販売する
趣味としての創作との違い
趣味としての創作も、時間を決めてコツコツとやることは多いと思います。
しかし積立投資として著作物を作るということは、そこに収益を上げるという部分が含まれるんですよね。
収益を上げるにはどうすればいいか考える。これも創作に充てる時間で行うようにするのが特徴です。
その分、趣味の創作と比べて作品を発表するペースは落ちるかもしれません。それでも、あくまで長期目線でコツコツと積み上げていくようにします。
そうすることで趣味としての創作とは異なる以下のメリットが得られるようになります。
著作物による資産形成のメリット
資産が積み立てられていく
例えば1ヶ月に100円の売上しかない作品だとしても、それが100個になれば月1万円の売上になりますよね。もちろん過去の作品の売上は徐々に減るかもしれませんが、コンスタントに積み立てていけば、ある程度平均的なリターンが得られるようになります。
自分自身の価値に気がつける
これは直接販売すると気がつきやすいメリットです。
始めてすぐに売上は発生しないかもしれません。しかし、いろいろと試行錯誤して著作物を作るといつしか売上が発生します。
それは他の人がお金を払ってでもほしいものが、自分の中にあるということですよね。
そのような価値を自分自身が持っている。そのことに気がつけるのは大きなメリットになります。
世の中のニーズがわかる
著作物の販売によってお客さんからお金をもらうということは、世の中のニーズがわかるということです。
お客さんがお金を払ってサービスなり商品を手に入れるのは、足りないものを満たしてくれるからですよね。
つまりお客さんのニーズを満たしてくれるものにお金が払われるわけです。
このニーズの理解が著作物を直接販売するメリットになります。
会社の仕事、特に新卒の場合では、このニーズを知るための仕事ができるかどうかはわからないですよね。
会社はすでにニーズを発見していてサービスや商品も完成している。
あとはサービスや商品を作るための作業に対して給料が支払われている場合もあります。
すると社会人になったとしても、お客さんのニーズを知るチャンスがない職場もあるわけです。
しかし著作物の直接販売であれば、売上があるかどうかで世の中のニーズを知れるようになります。
これからの時代は、自分のいる会社で仕事が続けられる保障はありません。
だからこそニーズの理解は今後みんなが求められるスキルだと考えています。
客観的な視点が手に入る
売上を上げるためにはお客さんのことを考える必要がありますよね。ニーズを知るということは自分本位ではいけないんです。
いくら自分では完成した著作物が至高だと思っていても、売上がなければお客さんのニーズとは一致していないということです。
そうなるとなぜ自分の作品に売上がないのか。内容に問題があるのか。発表の仕方に問題があるのか。さまざまな疑問が湧いてきます。
そのことが自分自身を客観的に見る練習になるんですよ。自分を客観視できないと視野狭窄になってしまいます。
売上を出すための創作だと、必ずお客さんのことが頭に浮かびメタ視点を手に入れる練習になるわけです。
自己理解につながる
創作という行為は自分自身との対話の要素も含まれていますよね。
例えば文章の場合、自分はどういうものなら筆が進むのか。どういう言葉が自分の中から生まれてくるのか。
このような創作から自分を理解することはよくあると思います。
創作していると自分の中の知らない一面を見ることすらあります。自己理解が深まることは、進路を決めるなど人生の選択をするときの助けになります。
就活のときの自己分析や自己アピールにつながる
多くの学生さんは新卒として就活して企業に勤めることが多いでしょう。
その際に自分がどういう人間で、なにをしたいのか、自己分析をする必要があります。
そのための情報が創作をしていることで自然と得られているんです。
また自分が他者に与えられるニーズの理解や、売上などの実績が蓄積されていくことで、それが自然と自己アピールにもつながります。
ネットリテラシーが身につく
今の時代は早いうちに、どのような行動がネット上で問題になりやすいか理解する必要性があります。
ネット上で作品を発表すると、ときには批判や否定的な意見もくるかもしれません。
そんなときにどう対応するのか。感情的に対応するとどうなってしまうのか、スルーするにしてもどうショックを受けた心を癒やすのか。
創作を発表することで、このような心や感情と向き合う練習ができます。
よっぽどのことがなければ、いきなり作品が多くの人の目に触れることはありません。
反応がないことで傷つくかもしれませんが、そのような心のもやもやも含め、少しずつネットにおける感情の向き合い方を学ぶ。
そうすることでネットリテラシーが高まっていきます。今は炎上による社会的リスクはとても大きいです。
だからこそ、創作を発表することでネットリテラシーを鍛えるメリットも大きいと言えます。
あくまで長期目線
ただ、ここまで挙げたメリットはすぐに手に入るわけではないんです。
売上のない状態が長く続くかもしれないし、世の中のニーズや自己理解だって簡単にわかるわけではありません。
インデックス投資は短期的には損失が出ることがあります。しかし、この投資方法は、一般的には15年以上という長期的な視点で利益を得ようとするものです。
同じように長期的な視点で、著作物による資産を形成してメリットを手に入れようとする。だからこそ早いうちに始めておいた方がいいんです。
また決して著作物だけで生計を立てるわけでもないですし、創作の時間もあくまで生活の一部として分散させます。
学校生活も送るし、社会人になったら仕事もする。でも1日のうちの数%は創作活動に投資する。
もちろん創作にハマって、創作する時間が増えたり、才能が見いだされて専業になったりするかもしれません。
ただ、それはインデックス投資でコツコツと積み立てていった上で、ポートフォリオが変わっていくようなイメージです。
いきなり一発逆転を狙ったり、創作にすべての時間をあてたりするのは投資ではなく投機になってしまいます。
多くの人が無理のない範囲で著作物を積み立てていく。それが著作物による資産形成術なんです。
創作によって成長に複利を効かせる
著作物による資産形成は、ただのお金の話ではなく、自分自身の成長の物語にもなります。
日々の小さな創作時間が、やがて大きな価値を生み出していく。これはインデックス投資で複利によって資産が増えていくのと同じです。
最初はほとんど変化が見えないけど、自分自身の価値も創作物も少しずつ積み立てられ、いつしか雪だるま式に成長していく。
自己理解の深まりや世の中のニーズへの気づき、客観的な視点の獲得—これらは、人生のあらゆる場面で役立つ貴重な資産になります。
私自身も創作を始めたことで、内面世界の理解が深まり、さまざまな気づきが生まれる楽しさを知りました。
少しずつ積み上げてきた言葉たちが、今では私の大切な資産になっています。
あなたも、今日から著作物による資産形成を始めてみませんか?
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